No.6にマジLOVE1000%の非公式二次創作ブログ。ねたばれから変態までご機嫌よう。
「こたつに惹かれている」という紫苑の強い要望に根負けして、とうとうこたつを買った。これは買う前から薄々予想していたことだが、やはりというかなんというか、早くも生活の中心がこたつになりつつある。だめだと思いつつも、あのぬくさについ、べったりになって甘えてしまうのだ。主に紫苑が。今日も今日とて家に帰ってリビングの扉を開けてみると、洗濯と晩ご飯の準備を終えた紫苑がテレビをつけっぱなしにしながらこたつでまるまって寝ていた。またか。これで連続4日、こたつでのお出迎えだ。思わずためい息をもらしながら近寄り、外気で冷えた上着や手袋を脱ぎ捨てながら紫苑を見下ろす。やわらかく暖かいこたつ布団に鼻先を埋め、男らしからぬ「くーすーふー」という小動物のような息遣いで紫苑は眠っている。寒がりの紫苑は、ここが楽園と言わんばかりの蕩けるような甘い微笑を浮かべていた。それがうっかりかわいいと思ってしまって、俺は今日も起こすことが出来ない。畜生。悔しくなって、薔薇色の頬にひえた唇を寄せる。あったかい。「ん…」という声とともに紫苑の瞼がうっすらと開く。俺を視界に映すと、「おかえり、ねずみ…」と言ってうっとりと微笑むものだから、俺は今日も、こたつの撤廃を言い出せずに「…ただいま」と言うしかないのだ。
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ネズミと紫苑と変態とロリコンがすきです。ぴくしぶとついったひっそり。